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ロードバイクやクロスバイクは様々なメーカーから発売されています。どれも規格は共通しているため、大きな違いは無いと考えている人もいるはずです。

しかし、メーカーはそれぞれが独自の視点から開発を行い、特徴を持たせたバイクを発売しているのです。

現在では自転車のフレームはカーボン素材を使うことが一般的になっています。そのため、以前は職人が手作りしていたフレームも大規模な工場で大量生産することが可能になっており、それがコストの低下に繋がっています。自社工場を所有している会社は少ないため、ほとんどのメーカーが工場を持つ会社にフレームの生産を委託しているのが現状です。しかし、設計は自社で行っているため、メーカーごとの個性と魅力があるモデルが誕生しているのです。

また、ロードバイクとクロスバイクを同時に発売している会社がほとんどです。このふたつは設計が似ているため、ロードバイクで培った技術をクロスバイクにも活かすということが可能になっており、ロードバイクの発展に伴ってクロスバイクの性能も向上しています。
数多くあるメーカーの中から一つの車種を選ぶには、会社ごとの特徴を知っておくことが重要です。

ロードバイクとクロスバイクに力を入れているトレック

トレックは日本で非常に高い人気を獲得しているメーカーです。アメリカで創業され、最新技術を投入する姿勢で存在感を放っています。
スピードを重視したレース向けモデルと、快適性を重視したエンデュランスモデルが発売されており、エンデュランスモデルには独自開発した路面からの衝撃を緩和するテクノロジーが搭載されています。

この独自技術は、サドルを装着するシートチューブをフレームから独立させることで「しなり」を意図的に発生させ、硬い路面を走行することによって身体に伝わるダメージを軽減させることができるのです。この技術を搭載しているバイクは長時間走行していても疲労を感じにくくなるため、日本で多く開催されるロングライドイベントに参加するライダーに高い人気を誇っているのです。

ロードバイクだけでなくクロスバイクにも力を入れており、ロードバイク並みのスピードで走ることができ、長時間乗っていても疲れにくい快適性を持つクロスバイクを発売しており、通勤や通学といったニーズに応えています。また、女性向けモデルの販売にも積極的で、女性の身長や骨格に合わせて作られた女性専用設計のモデルを用意していることも大きな特徴です。

レース向けのキャノンデール

bicycle-609652_640キャノンデールは、1971年にアメリカで創業された自転車メーカーです。ロードバイクとともにクロスバイクも製造していますが、主力製品はロードバイクです。

現在ではカーボン素材を使ったロードバイクを中心に開発を行っていますが、かつては「アルミのキャノンデール」と称されるほどにアルミ素材の使用にこだわっていた会社でした。その伝統を引き継ぎ、カーボン素材がスタンダードとなった今でもカーボンと同時にアルミでの製品開発に力を入れています。

その結果、フレーム重量が1kg以下というカーボン素材のロードバイクに勝るとも劣らないクオリティのアルミロードバイクを完成させ、多くのファンを獲得しています。

カーボンでもアルミでも車重が軽いバイクを作ることに定評があり、車重が軽ければそれだけペダルに力を入れなくても前に進むため、特に登坂では非常に有利になるのです。反面、車重が軽いと剛性が弱くなるという相反した弱点がありますが、キャノンデールはフレームにクランク部分を取り付けるボトムブラケットにシャフト部を短く、かつ太くした独自規格であるBB30を採用することで、車重の軽さと剛性を両立させているのです。

クロスバイクの人気が高いビアンキ

ビアンキは自転車人気が高いヨーロッパの自転車メーカーです。イタリアに本拠地を置き、ロードバイクとクロスバイクを発売しています。創業は1885年と非常に古く、世界最古の自転車メーカーとして自転車の歴史を作ってきた企業だと言えます。

コーポレートカラーでもある「チェレステ」は、緑色に近い青色で、イタリア語で天空という意味を持つ単語です。このチェレステカラーはビアンキの色として認知されており、チェレステのロードバイクやクロスバイクは一目でビアンキだと分かるほどです。

特にクロスバイクの人気が高く、その理由はお洒落なルックスです。チェレステカラーのフレームは単体でも目を引く配色で、どんなファッションにも合うため街乗りや大学への通学に適しています。また、ルックスだけでなくフォークにカーボン素材を使用して振動吸収性を持たせ、太めのタイヤを装備することで乗り心地や走行性能にも配慮したクロスバイクを発売しているのです。

ロードバイクにはチェレステカラーが採用されることは少ないものの、ブランドロゴやバーテープなどにさりげなくチェレステカラーを配し、プロロードレースでも使用される堅実な車体を作っています。