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交通費の節約や健康のために通勤や通学に自転車を利用する人、さらには趣味として楽しむ人が増えていますが、そんな中、スポーツバイクと呼ばれる自転車が注目されています。

安価で入手も簡単なシティサイクルとは、いわゆるママチャリが最も多く出回っている自転車のタイプですが、スポーツバイクはスピーディーに走ったり長距離を走ったりする事を目的にした自転車で、シティサイクルのような汎用性は低い分、目的に合わせた選び方をすると威力を発揮します。

スポーツバイク初心者には、クロスバイクがおすすめです。ロードバイクとマウンテンバイクの良いところを取った万能なスポーツバイクで、タイヤ幅は28ミリから32ミリとロードバイクよりも太くなっているので、乗り心地もよくスピードもある程度出て街乗りやロングライド等、様々な用途に利用することができます。

ハンドルが湾曲しているロードバイクは、タイヤ幅が非常に細く、最もスピードが出る自転車で長距離を走るのに適しています。シティサイクルのタイヤ幅が35ミリなのに比べ、ロードバイクのタイヤ幅は23ミリ~28ミリです。タイヤ幅が細いため、路面の凹凸や段差に弱く、整備された道路を走るのに向いています。

また乗るときに前傾姿勢になるため、馴れないうちは乗りにくく、あちこち筋肉痛の症状が出たりもします。スピードが出る分、安全のためにヘルメットを着用する必要もあります。ロードバイクに乗る人は、ウェアまでこだわって揃えている人が多くいます。

ロードバイク、クロスバイクともに、タイヤの付け替えやフレーム及びパーツごとの分解もでき、好みにあわせてカスタマイズが可能なので、自分好みのカスタムにして楽しむのも一興になるでしょう。

自転車本体を選ぶときの注意点

初心者の選び方としては、次の点に注意が必要です。
まず価格です。ロードバイクは高価で、高いものでは180万円するようなものもありますが、一般に初心者は10~20万円の価格帯がおすすめです。

一方、クロスバイクは、初心者向けの価格帯が5万~15万と、ロードバイクよりは安めですが、それでもシティサイクルに比べると高価になります。性能を追求するとキリがありませんが、車体の軽さ、乗り心地、スピードなどが目安になります。初心者向けの価格帯においては、カーボン製か、アルミ製かにはそれほどこだわらなくても構いません。

次に買い方です。特にロードバイクは、フレームのみで売っていることがあり、完成車を購入するか迷うところです。フレームのみですと、当然、他のパーツを別途用意して、自分で組み立てなければなりません。初心者はやはり完成車を購入して、乗りながら自分の好みを確かめ、少しずつパーツを換えてカスタマイズ、というのがいいでしょう。

そして、使用目的をよく考えることも重要になります。
先に説明しましたように、整備された路面を長距離走るならロードバイク、多少状態の悪い道ならクロスバイクが向いています。なんのために、どのような道を、どのくらいの距離と頻度で走るか、明確にしておきましょう。

自転車本体以外での注意点

road-bike-673022_640それから、自分自身がスポーツの得意なタイプなのかどうか、というのも考えておくべきです。自転車は初心者でも、何かほかのスポーツをやっていたり、体力がある場合は、乗り方の難しいロードバイクでも馴れるのが早くなるでしょうし、運動経験がない場合はシティサイクルの運転感覚に近いクロスバイクのほうが乗りやすく、またハードルが高くて乗らなくなってしまう可能性も低いといえます。

さらに、店舗で買うべきか、通販で購入するか、という問題もあります。

店舗でスタッフに選び方を相談しながら、乗り心地を確かめて購入するのが一番安心です。しかし、自転車専門店は知識の乏しい初心者には敷居が高く感じてしまいがちです。

一方、通販でも優良なお店はきちんとした梱包で、完成車の場合は調整も行ったうえで送ってくれます。ただ、対応が心配な店もないとはいえません。事前に評判をよく調べる必要があります。そして、自転車に乗るための備品も用意しなくてはいけません。はじめからすべての専用ウェアを揃えなくても、要るものから揃えていくという選び方になります。

ロードバイクやクロスバイクはメンテナンスをするのが前提の自転車ですので、六角レンチ、タイヤレバー、掃除用ブラシ、洗剤、オイル、グリス、などは必須です。安全のためのヘルメットは絶対に用意しましょう。

ハンドルを握る手を防護するグローブ、風除け虫除けのためのゴーグルも揃えておきたいものです。また、夜道を無灯火で走行すると法令違反になるので、規準にあったライトも用意しましょう。後々揃えるものとしては、替えのチューブ、スポーツ用のアンダーウェア、好みでボトルホルダーやサイクルコンピューターなどを取り付けると快適さや楽しさが増します。

ロードバイク・クロスバイクで広がる楽しみ

スポーツバイクは最初こそ費用がかかりますが、揃えてしまうと、維持費は抑えられます。

予算に合わせて少しずつカスタマイズしていくのもいいでしょうし、性能を上げるカスタマイズはもちろんのこと、バルブキャップをおシャレにするなど見た目も自分好みにしていけます。同じ趣味の人と交流したり、ロングライドに出かけたりとさまざまな楽しみ方ができます。

一分間に何回転ペダルをこげたかを表すケイデンスという言葉があり、距離・スピード・ケイデンスを確認しながら走るという楽しみもあります。サイクルコンピューターでそれらのデータを見ながら走ることで、自分がランクアップするのを実感できる、ストイックな乗り方です。リムやホイール、こだわろうと思えばこだわることの出来るポイントがいくつもあり、追求するタイプの人も満足させてくれます。メンテナンスが好きという人にもおすすめです。

サイクリングは有酸素運動になりますし、ダイエットやトレーニング効果も期待でき、健康や美容目的でも大いに活躍してくれるでしょう。自動車に乗る機会を減らすことで、交通量や排気量を減らし、渋滞やエコ対策への貢献にもなります。
なによりも、自分に合った選び方をすることが大事です。